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よしのたかみ /// いろLab. のブログ inluce.exblog.jp

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Color is always around you 〜つれづれの私見です〜 どうぞごゆるりと…。


by inluce
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銀鼠


DIC N-947
  〜日本の伝統色シリーズより〜

銀鼠

188, 188, 184
BEBDB9
N7.6
C23, M17, Y21, K0
明るい灰色

カラーグループ…紙片:ブライトさん / 画面:ソフトさん

★memo★
先週末は所用で京都に。「傘を忘れないように…」と支度をしていたら、案の定このクリーンではない文言が災いしてか、傘を忘れてしまい、大慌てで京都駅で購入。
ウォーム系のグレーをベースとしたストライプ模様をした傘の中からのセレクトです。

「銀鼠」とあるのに「 ウォーム系?」となりそうですが、DICのカラーガイド(紙片版)には“銀は独特の銀光沢をもっているが、色名としての銀鼠は光沢は別にして、銀は明るい色の形容であるから、明るいグレイをいう”となっています。つまりはライトグレイですね。

ウォーム系のグレイは、うっすらと赤紫味を覚えます。随分と前になるのですが、ブライトさんのクライアントの方が、白地のレースをブライトさんのグレーに染められたことがあります。「染め屋さんに赤紫系の色が入っているよ」と説明を受けたとのこと。

その後、私も測色機械を使って、ブライトさんのグレーのドレープを測色しましたが、マンセル値はRPを指示していました。

アプリデータではマンセル値はN7.6ですけれど、染める素材によって表情は変わってきます。今回は、紙片がウォーム系グレイ、画面がクール系グレイとばっちり分かれていますので、比較しながら色感のトレーニングができそうですね。



色々なイメージを醸し出させる「グレイ」は大好きな色の1つです。
純然たるグレーは、無彩色らしい寛大さがあり、明度差にこそ気をつければ、ある程度の配色相手は「ドンと来い」といった感じです。

けれども、四十八茶百鼠の色彩文化をもつ日本には、色味を覚えるグレーが数多くあります。有彩色としてのグレーですね。配色をするとなると、こちらのグレーの方が難易度が上がりますが、微妙なニュアンスや繊細な表情を創りたいならば、断然こちらと思っています。


2012.07.27
シマシマ傘のグレーを探しながら、こんなグレーも見つけました。
こちらからどうぞ。
by inluce | 2012-07-27 10:50