表現アートセラピーは、無意識マインドによって発見されたリソースをアート表現でアウトプットすることからはじまります。
一つのテーマに対して、視覚や聴覚や体感覚、ならびに左脳的なワークが組み合わさることで進められるクリエイティブ・コネクションと言われるその手法 ーまるでゲームの駒を進めるかのような感覚を伴うー により、「自分らしさとは何か?」という問いに対して、自分自身で気づきと変容を起こしていく、とてもクリエイティブなワークです。
私が師事した表現アートセラピストの吉田エリさんは、ヒプノセラピストでもいらっしゃるので、ワークの入り方がとても瞑想的なのです。声も素敵。
「創造のプロセスで癒やしが起こる」とは、表現アートセラピーを世界に広めたナタリ・ロジャースの言葉です。つまりは、創った作品が答えなのではなくて、その過程こそが何よりも大切だと考えられています。
ナタリーのお父様は、クライアント中心療法の祖であるカール・ロジャースです。
カール・ロジャースを父にもつ、ナタリーのエッセンスを、ヒプノセラピストであるエリさんによって伝えられたのが、私にとっての表現アートセラピーです。
ヒプノ、無意識、リソース、メディテーション、色、言葉、ムーブメント、音、物語り、くつろぎ………私の大好きなものが全て詰まったワークと言っても言い過ぎではありません! 大好きなの、本当に!!!
随分と前から、イン・ルーチェでも表現アートセラピーのワークショップを行っていますが、「深すぎる!」という感想が多く、その多くの方が、もう少しライトテイストなアートセラピーを好まれるようでした(^_^;)」
が、ここにきて、ようやく私にとっての機が熟し始めているようです。
この宝箱のようなワークショップを、今後、もっと多くの人とシェアしたいというアウトカムが明確になりましたので、参加いただいた方に、その旨をつたえて、以下のような体験談をいただきました。
10月は、この表現アートセラピーの体験ワークショップを開催する予定です。詳細がきまりましたら、またアップいたしますね。
・表現アートセラピーは、とてもやっていて楽しいし、エネルギーが活性化されるのがわかります。
こんな住んでいる近い場所で、体験できることに本当に幸せを感じています。
・今まで3回にわたって第1~3チャクラを学びヒプノ的な誘導瞑想のあと、チャクラのイメージを絵に描きました。第4チャクラの講座は全紙サイズの画用紙を二枚貼り合わせてその上で横になり身体の周りをペンでなぞって型を取り、その人型を前にして出された課題は「自分を集めに行く」でした。捜そうとするのをやめて、目の前に広がったものをただ受け入れ、今まで触れてきた感覚のものを集めに行く。難しいけどその感覚を頼りに近くのイオンの100均まで行きました。
第1チャクラのマグマが湧き上がってくるような感覚はボールやスポンジ。第3チャクラの滑らかで振動が細かい感じは表面がツルっとした小さいビーズクッション。
第2チャクラの振動が粗くてビリビリトゲトゲした感じが、なかなか難しかったのですがオレンジの表面が凹凸になった紙コップとボンボンを発見。これらを人型に貼り付けて、それぞれのチャクラを感じていくワークをしました。そして一番気になるチャクラと向き合って、いつもの見方と違う見方をすると不思議にそのチャクラが気にならなくなりました。
制作したものは人型のコラージュですが、今まで触れてきた感覚のものをそこに集めることでリアルな感覚として体感できたのだと思います。素敵な時間をありがとうございました。あの感覚を思い出して自分でもケアをしていこうと思います。
まず前回二つのは瞑想して深く自分とつながって、出てきたものを表現する感じでしたが、最後に行ったのは、自分の中と共鳴するものを外側のものの中に見つけ、集めていく感じが、全身をアンテナというか、受信機というかこっちも電波を出しつつ、同じような電波を発しているものを磁石でくっつき合うような感じでした。
そして集めたものを紙に乗せていったのですが、出来上がったものを見て、私の捉えているチャクラ、私はこんな感じなのねと視覚だけでなく意識無意識で感じました。
とにかく、やっている時は全身全霊でしている感じ。エネルギーが自分の中で、それから外にも発して、動きまくっている、流れまくってる感じでした。
理解が全身(頭、体、その他)でされたようでした。
体を動かして、フィールドを広げていくところに、ただ表現するだけのものとは違ったグラウンディング感を感じました。
どちらも表現アートセラピーは意識無意識、体、エネルギーを使ってとても楽しいし、自分の中が言葉を使わずに整理整頓統合される感覚です。
・表現アートセラピーは表現に使う素材は何でも可能で自由に自分を表現できます。そして内側の深い部分にアクセスし、自分との対話を可能にします。掃除に例えるなら隅々まで綺麗にする大掃除というイメージです。実際に過去に何回か表現アートセラピーを体験をして深いところのエネルギーが動くという体感がありました。
一方、パステルアートセラピーや塗り絵セラピーはパステルや色鉛筆をツールとして使います。色を使って内側と対話していくのですが、表現アートセラピーほど深いところとアクセスはないように感じます。掃除に例えるなら表面に薄っすら積ったゴミをサーっと拭うようなイメージで終わった後はスッキリ感があります。
どちらもジャッジしないという点は共通しています。
パステルアートセラピーや塗り絵セラピーはセラピーとあってもただ絵を描く、ただ色を塗ると思っている方もいるようで、深いところへのアクセスを望んでいる方ばかりではないな、というのが実際パステルをやっていて感じます。
以上のことから、表現アートセラピーとパステルアートセラピー.塗り絵セラピーは必要に応じて使い分けるのがよいのかなと思います。
率直なご意見をくださっていることに感謝しています。